手汗と楽器

手汗に困っていた筆者、楽器演奏では

tease03

高校生になって、軽音部に入った。

部活が楽しくて、毎日学校に行っているような生活になり、

始めたばかりのギターも、毎日欠かさず練習していた。

当時、軽音部の中では、ギターがどれだけうまいかで、

周りからの人気度も左右されていたので、必死に練習をしていた。

ギターが一番、目立つポジションだったし、

上手に弾ければ引っ張りだこで、他の学校からも、

バンドに入ってほしいと誘いが来るほどの先輩もいて、あこがれの的だった。

しばらくして気が付いた、うっそー・・・

毎日欠かさず、ギターの練習をしていた私、

買ったばかりのギターにも慣れてきたころ気が付いた。

「ネックが、やけに湿っぽい」

一生懸命指で押さえて引いていると、なんと、手の汗で、

湿ってギターのネックの色が変わってきていた。

湿ったあたりの木が、濡れたように色が深くなっていた。

うっそー!!気が付いてみてびっくりした、

これ、手の汗のせいだよねぇ・・・

よくよく見てみると、鉄のところの弦も、

くもって、錆びてきているではないですか・・

うっそー!! 毎日引いていたら、弦が錆びつくほどの汗が出ていたという事!?

怖い、自分が怖い、弦が錆びてしまうほどの汗を発していたなんて。

弦をタオルで拭いてみた。やっぱり錆が付いてきた。匂いも、錆びくさい。

まだ、買ったばかりのギターだもの、元から錆びていたわけはない。

それからは、やけに手の汗が気になるようになってきた。四六時中気になる。

かといって、汗かきなので、バンド止めますっていうわけにはいかないし、

せっかく上達してきた、ギターもとても気に入っていた。

苦肉の策として、思いついたのが

「ベビーパウダー」ギターを弾く前に手のひらになじませて、

汗をかいても大丈夫なようにしてみた。

手の滑りもいいし、快調。

ギターの弦も、スムーズに音が出ていた。

弾きながら、ちょこちょこベビーパウダーをつけて、は弾いてと繰り返し。

いい、これならいい、手のひらの汗克服だ。

多少ギターに白い粉が残るけれど、引いているうちにあまり目立たなくなる。

と、その時に、気が付いた。

曲の合間に、周りの人に見られないように、

指先にベビーパウダーつけることはできるのか?

きっとこれを見られたら、必ずみんな「何してるの?」と、聞いてくるよね。

そしたら、汗かきだって暴露しなくちゃいけないのか、

それもできないよ。

バンドでは、やたらこまめに、ギターの弦を変えたり、

良く拭いて手入れをしたりと、几帳面な人なんだという事でごまかし、

できるだけ長時間は弾かないようにしたり、

風通しのいいところや、クーラーの下で、弾いたりと、ポジションにも気を使いつつ、

手汗がひどいという、悩みは、ひた隠しに隠してきた。

あの頃にAHC30フォルテに出会っていれば、

もう少しギターをエンジョイできただろうなあ。

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