汗と臭いに敏感な現代人

気にし過ぎ?汗の臭いに敏感な現代人

デオドラントや汗と臭いの対策グッズは相変わらず

売れ行きが好調のようです。

その上、抗菌加工製品もたくさん市場に溢れています。

あらゆる製品に抗菌加工がしてあり、実際に抗菌加工がしてある

製品の方が売れているのです。

現代人がいかに清潔好きであるかを表していますよね。

どれだけ清潔好きかということが、人間の価値を決めて

しまうほどの力を持っていると言っても過言ではありません。

これほど、現代人が体臭や口臭など、臭いとつくものに敏感になるのは、

臭い イコール 汚い と、その人の不潔イメージに簡単に

結びついてしまうからでしょう。

今では、魚を焼く臭いが近所迷惑になるそうですし、

焼き肉店では、その臭いが服に染み付くのがイヤだという顧客のために

無煙の機械を導入するレストランもあります。

臭わないニンニクや、ニンニクの臭いがない餃子、無臭納豆もあるそうです。

しかし、こうやってどんどん生活の中から臭いを消していくことで

無臭に慣れてしまい、少しの臭いにも敏感になっている。

そんな傾向にあるのではないかと思います。

昔は、毎日お風呂へ入る、朝シャワーを浴びる

歯磨きの後は口を洗口剤でクチュクチュ。そういった行為もしませんでした。

だからこそ、みんなが同じように汗をかいたら汗の臭いを漂わせていたし、

それが当たり前の臭いとなっていたのです。

しかし、こうまで臭いに敏感になってしまった現代人は、少しでも臭いがすると、

すぐに反応してしまいます。

ですが、それは不潔という域には入っていないことがほとんどなんですね。

 

 

臭いは人間の脳が判断する

私たちは、息を吸うとニオイの分子を体内に取り込みます。

それが嗅覚中枢へと伝えられ、初めてニオイを感知しますが、この段階ではそれが

不快なニオイなのか、良いニオイなのかということは判断されません。

ニオイの刺激が大脳皮質に届いてから判断されます。

つまり、それが良いニオイなのか臭いニオイなのかを判断するのは

一人ひとりの脳なのですね。

しかも、大脳皮質には、生まれ育った環境や体験、文化、体調の良し悪しなど

後天的な情報が詰まっています。

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例えば、生まれたばかりの子供は、大便のニオイを不快に

感じることはまずないそうです。

大人達が臭いと反応するので、大便の臭いは臭い と学習するそうです。

その臭いをよしとするか悪いとするのかには、その時の体調にもよりますし、

個人差があるものなのです。

 

 

嗅覚は順応しやすく変化する

最初は気になる臭いでも、ずっと嗅いでいるうちに気にならなくなってきます。

これは、嗅覚というのが順応しやすい傾向にあるからです。

また、疲労の具合によっても臭い方は違ってきます、

朝の疲れていない時、嗅覚は鋭く、夜の疲れている時は鈍くなります。

空腹時においては敏感になります。

臭いに非常に敏感になってしまった昨今では

臭い=不潔というレッテルを貼られないために

必要以上に敏感になり過ぎている人達が増えてきているそうですが、

あらゆる物が無臭になる、それが果たして私たちの生活を

豊かにするのでしょうか。

大好きな人の汗の臭いなんて気になりません。

その人の臭いを愛おしく思える場合もあります。

臭いに敏感になりすぎている現代人ですが、少し違う角度から

ニオイについて見直してみても良いかもしれませんね。

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