夏の体調不良をまねく「冷房対策」の方法とは?

【画像】冷房対策

「会社のデスクがエアコンの吹き出し口のそばにある」「男性社員がエアコンの設定温度を下げてしまう」、そんな悩みは夏につきものです。とにかく冷える、寒くて気持ちがどんよりするという方も多いことでしょう。 このお悩みの原因は何なのでしょうか。そして夏の間中稼動し続ける冷房への対策はあるのでしょうか。順を追ってご説明します。

 

男性と女性の間には壁がある!

冷房でいやな思いをしているのは、女性が圧倒的多数とされています。

男性と女性は何が違うのでしょう。 男性は筋肉が多く脂肪が少なめ、女性は脂肪が多く筋肉が少なめであるのが一般的です。筋肉は熱を発生する場所。一方の脂肪は熱を発することはなく「断熱材」のようなものです。一旦冷えてしまった女性の身体は温まりにくいことが「体感温度の男女差」の原因です。

 

男性も冷房対策を探している人がいる

筋肉量が多い男性であっても、やはり一日中エアコンの空気にさらされて冷えを感じ、冷房対策を講じようとしている人が増えています。その証拠に、衣料品を取り扱うお店では夏でも男性向けの薄手の腹巻きや冷え防止の靴下が売られています。

推奨されているエアコンの設定温度は28度です。日本人の平均的体温は37度前後とされていますから、その差は9度。 オフィスで多用されているエアコンは天井に埋め込まれたタイプが多く、冷房の風がどこにでも行き渡るようになっています。オフィスのどこにいても体温と9度も違う風を浴び続けるのですから、男性であっても夕方には冷え切ってしまうのは当然のことです。

 

冷房対策は足元から

冷たい空気が部屋の下部にたまってしまうことを覚えているでしょうか。足元が冷えるのはこれが原因です。また、人間の身体の6~7割は水分であることも思い出してください。デスクワークで座りっぱなしの方は、重力の関係で足に水分がたまってしまいます。これもまた、足元が冷える要因です。 そのため、靴下やひざ掛けで足元を温めることが冷房対策の第一手となります。

足元にたまった水分を上半身に戻す動きも有効です。椅子に座った状態でつま先をつんと立てるような姿勢をとり数秒キープしてください。そして元通りかかとを床に落とします。これを30回ほど繰り返します。これによって、血液やリンパ液が上半身に戻りやすくなります。ふくらはぎは第二の心臓とも言われるほど重要なのです。 このストレッチは、夏場に増えるという「エコノミークラス症候群(血栓症)」防止にも役立ちますので是非実行してください。

 

塩分を適度に

熱中症には塩分を、とは言いますが過剰にならないように気をつけます。

先にも触れたように、人間の体は大量の水分で構成されています。塩分は水分を抱えてしまう性質をもち、手足のむくみ招きます。東洋医学では、水分のめぐりが悪く排出がスムーズでない状態を「水毒」とよび、冷えと深い関係にあるとします。この観点からも、塩分とは上手に付き合い、水分排出を円滑に行う必要があるのです。

ことさら汗をかく仕事でもない限りは、夏場でも塩分控えめがベストです。 ※体質や持病によってはこの限りではありません。

 

食欲が落ちても、抵抗して「食べる」

冷房対策には着ることが第一手ですが、中からの対策も有効です。人が食物を摂取すると、一時的に体温が上がる「食事誘発性熱産生」を経験します。食物を消化するステップで熱を発するのです。これこそまさしく「おなかのなかから温まる」状態ですから、冷房対策として使わない手はありません。

冷房疲れを経験すると食が細る方もいらっしゃいますが、食べなければ負のスパイラルに落ち込んでしまいます。できれば温かい食品を口にしてください。冷たい食品でも食べないよりはましです。生活のリズムを崩さないよう必ず「一日三食」食べるようにして、体温と体力をキープしてください。

 

冷房対策決定版!「ぬるめのお湯にゆっくりつかる」

エアコンの効いた部屋にい続けると、筋肉ががちがちになり血管も縮んでしまいます。冷え切った身体を充分に温め、血流を元通りにしなければなりません。

血液には、身体が求める栄養素や酸素を運搬する役目と、老廃物を肝臓などに送り体外に排出する役目があります。血行促進は、まさしく細胞レベルでのリフレッシュ法です。ぬるめのお湯にゆっくり浸かれば、冷えと疲れを撃退できます。 暑い夏の夜はシャワーで済ませたいものですが、冷房の効いたオフィスに長時間いなければならない多忙な方こそ、冷房対策のためにお風呂に浸かる時間を確保していただきたいと思います。

 

冷房対策はことさら難しいことではありません。冷えを防ぐこと、もし冷えてしまったら温める行動をとることの2点に絞られます。気温を感じるセンサーが、暑い室外・冷えた室内の気温に揺さぶられて鈍り、知らず知らずのうちに冷えていることもあります。まちなかや室内にある温度計を確認しながら適切な防御行動を取ることも必要ですね。

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