いい汗をかき、悪い汗をかかなくするテクニック3

いい汗をかき、悪い汗をかかなくする
テクニック3

いい汗をかき、悪い汗をかかなくするテクニック3

汗には、いい汗と悪い汗の2種類がある、とよく聞きます。汗は、自分の体を冷却するために必要な大事な機能。それなのに、いい汗と悪い汗があるなんて―。この違いはどこから来るのでしょうか。そして、その理由は?

今回は、悪い汗をかいてしまう理由と、いい汗をかく方法・悪い汗を防ぐためのテクニックをご紹介します。

 

悪い汗とは、どんな汗?

エクリン汗腺は、体温を下げるために約99%が水で成り立つ、いい汗をかく大切な器官です。通常はさらっとしたいい汗を放出してくれるのですが、まれにそれが悪い汗に転ずることがあります。

汗のモトである血液から水分と塩分を取り出し、さらに塩分を濾し、キャッチした塩分を体内に戻すのが通常の働き方ですが、それがうまく機能しないことがあるのです。黒っぽい衣服のとき、わきの下や背中を中心に、白っぽい汗染み跡がつくことがありますね。これが本来ならば体の外に出てはならない塩分といわれています。このような汗は、ベタベタとした気持ち悪さもあります。また蒸発しにくいという性質から、体をきちんと冷却することができない悪い汗といえるのです。

アポクリン腺が活発になってしまったときも、ベタベタした悪い汗と感じてしまいます。脂肪や鉄分、尿素、アンモニアを含んだ汗は、体にまとわりつき、毛穴呼吸すらできていないのではと感じさせるような辛さを招きます。

 

いい汗をかく方法1―運動を心掛ける

人の体には、200万~500万個の汗腺があるとされています。デスクワーク中心の人は、多くの時間を空調の効いた部屋で過ごすため、せっかくの体温調整機能である汗腺の働きが弱まってしまいます。つまり、「お休み」している汗腺の数が、体を動かす仕事の人よりも増えてしまい、適切な時に適切な量の汗をかけなくなっているというのです。

このようなタイプの方は、動いている汗腺と休んでいる汗腺のバランスが悪く、働いている汗腺が必死に働くようになっています。休んでいる汗腺の分まで働かなくてはならない活動中の汗腺は、塩分などを濾すところまで気を配ってはいられません。とにかく汗を出さなくてはならないのです。このことから、塩分を含んだべたべたとした悪い汗をかくようになってしまうのです。

いい汗は、サラサラとしていて、全身で均等にかくものです。この状況を作るために、無理のない範囲でウォーキングやランニング、ストレッチといった全身運動を取り入れるようにしてみてください。

 

いい汗をかく方法2―のどが渇く前に水分補給を

人間の体の約6割が水分であることをお聞きになったことがあるはずです。汗が気になるからと水分摂取を制限すると、汗のモトとなる血液が粘りのある状態となり、悪い汗を招きます。いい汗をかくためには、むしろ先回りして、のどが渇く前に水分補給をしておかなくてはならないのです。

できれば、コーヒーや紅茶などの利尿作用があるものは避けてください。本来ならば体内に留まらなくてはならない水分を、尿という形でどんどん放出してしまうからです。もちろん、アルコールも控え気味に。アルコールは体内で分解されるときに大量の水分を必要とします。水分補給のつもりで1杯、2杯―気づけばトイレに何度も駆け込んでいるのも、この仕組みを理解すれば納得です。

極力、体が喜ぶ形で水分を積極的に摂取しなければなりません。

 

いい汗をかく方法3―体を芯から温める習慣を

特に暑い時期にはついつい冷たい飲み物や食べ物を摂りたくなるものです。爽快感が得られるために、やめられないものではありますが、あまりに度を超すと冷えを招きます。これは自律神経の乱れを生じさせ、体調不良につながってしまいます。

このような状態のとき、体は水分を溜め込んでいます。暑い場所へちょっと出かける、温かい物を食べるというアクションの際に、溜めこんだ水分を一気に押し出そうと、滝のような汗をかいてしまうようになるのです。

正しいタイミングで、正しい量の汗をかくのが望ましいことですから、体の冷えにもアンテナを張っておくとよいでしょう。食べ物・飲み物のみならず、毎日きちんと湯船に浸かる、岩盤浴に行くのもいい習慣です。血液の循環を良くするためにも、体を芯から温めるように心がけてください。

 

いい汗と悪い汗は紙一重

汗はそもそも、体に不可欠な温度調整機能です。これがいい汗と悪い汗に分類されてしまうのには上のような理由がありました。とにもかくにも、私たちの心掛けひとつなのです。

運動・水分補給・体を温める―ことさら特別な事ではないように思えますが、空調の効いた部屋にいることの多くなった私たちにとっては、日々注意を払わなければならないポイントとなっています。快適な生活は、時として人の体を鈍らせてしまうのでしょうか…。

それでも、自分の体をいたわる意味で気配りをしてみましょう。今日のケア(もしくはケアレス)が、明日の汗を「いい汗と悪い汗」とに分けていくのですから。

        
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