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汗がおむつかぶれを引き起こすその要因

汗がおむつかぶれを引き起こすその原因

9.汗 おむつかぶれ

汗をよくかく赤ちゃんですが、おむつかぶれが心配です。言葉を話せない赤ちゃんは、おしりのかゆみや痛みをぐずりで表現するしかありません。可哀想であると同時に、ぐずりに対してママは「どこがどうよくないのか」と悩んでしまうこともあります。

赤ちゃんの汗とおむつかぶれの関係や、考えられる病気、そして対処法などをご説明します。

 

汗と尿で湿気の高いおむつの中はかぶれやすい条件が整っている

赤ちゃんは新陳代謝が活発で、汗をかきやすいものです。あの小さな体に大人と同じ数の汗腺がありますので、汗を多くかいてしまうのです。そのうえ、皮膚(真皮)は大人の3分の1ととても薄くデリケート。

そんな赤ちゃんの排泄をサポートしているのがおむつです。おしっこや水分の多いうんち、皮膚から発する汗が、おむつのなかには充満しています。近年の紙おむつは性能が向上しているとはいえ、湿度が高いのはいうまでもありません。また、天然素材で育てたいというママは布おむつを使っているでしょう。おむつカバーは排泄物を外に滲み出させないよう防水加工が施されていますので、紙おむつ同様に湿度がとても高いのです。

大人でも、絆創膏を傷口に張るだけで皮膚がふやけてしまうというもの。赤ちゃんの皮膚の薄さ・デリケートさを考えると、おむつかぶれは必然、といえるでしょう。

おむつかぶれの予防・対策は、こまめにおむつを替えてあげる、皮膚を保護するためにベビーオイルを塗ってあげる、お風呂(沐浴)のあとにベビーパウダーをはたいてあげる、などです。

 

カビが原因の乳児寄生菌性紅斑であるケースも

湿気や体温という菌にとって好条件が整うと、乳児寄生菌性紅斑という皮膚の病気を発症してしまうことがあります。赤ちゃんの柔らかい肌はまだバリア機能を備えていませんので、菌にも弱いのです。

カンジダ菌が増殖してしまうと、乳児寄生菌性紅斑を起こしてしまいます。どこにでも・だれにでも存在するカンジダ菌ですが、赤ちゃんの肌の上で増殖してしまうと、赤い湿疹と、湿疹の周りの皮膚のはがれが症状として現れます。

 

夏場に起こる肌トラブルは「あせも」かも

赤ちゃんのおむつは、遅くとも4歳頃には外します。その間、最低でも4度は夏をすごすことになりますが、この間におむつに関連した肌トラブルに「あせも」があります。

あせもとは、汗が上手に皮膚の外に出て行かない症状のことを指します。赤や白っぽいポツポツ(湿疹)ができ、ときに炎症を起こしかゆみを発します。大人であっても下着やベルト、けがをしたときにつけるギプス部分に起こりやすいものです。

 

大人(老人)のおむつかぶれ・あせもも赤ちゃんとほぼ同様

少子高齢化により、自宅で介護をされる方もいらっしゃいます。たとえ施設にお世話を依頼していたとしても、おじいちゃん・おばあちゃんや親御さんの症状によっては大人用おむつを使用せざるを得ないケースがあります。

このようなときでも、おむつかぶれやあせもの問題が生じます。赤ちゃんと一緒で、おむつの中は湿気が多く、取り替える頻度を間違うと皮膚にかぶれなどの症状が出てしまうのです。大人の場合も、入浴やふき取りのあとにベビーパウダーを使うとおむつ内の湿度のコントロールがしやすくなり、おむつかぶれの予防ができます。

 

判断がつきにくいときは、市販の赤ちゃん用塗り薬を

あせもの症状への対策は、衣服の調整や室内の温度・湿度の調整を行ったうえで、赤ちゃん用のあせも治療薬を使用することです。市販のお薬もありますので、軽度のときは試してみましょう。もしも症状が治まらない・悪化するときは、小児科や皮膚科に連れて行き、正しい判断のもと処方される塗り薬を使用してください。

小児科や皮膚科は、その症状がおむつかぶれなのか、あせもなのかの判断がつきにくい新米ママの強い味方です。一度理解すれば、次に同じ症状が出たときに上手に対策を講じることができますので、病院のお世話になってみるのもよい経験となります。

 

まとめ

汗を多くかく赤ちゃんにとって、おむつかぶれは避けて通れないものです。ママもまたそのことを事前に知っておくと、育児ノイローゼの原因をひとつ取り除けます。赤みや湿疹などの症状が出始めたな、と思えば、皮膚の保護や水分吸収のためにベビーオイルやパウダーを駆使して予防しましょう。

言葉を発することのできない赤ちゃんは、不快感を伝えたいとき、泣くしかありません。その原因が何なのか見当がつかないママは、おろおろしてしまうことでしょう。おむつかぶれやあせもといった皮膚トラブルは、先回りし対策を講じておくことで予防・症状の軽減が可能です。

お産の後はホルモンの乱れにより情緒不安定になりやすいママが多いものです。自分の体をいたわるのと同時に、赤ちゃんの健康の問題を「予防」する手立てを講じるようにしましょう。「産後うつ」になる前に、親御さんや先輩ママに相談してみてください。育児経験から「こうすればよかったのか!」と目からうろこのアドバイスを得ることができるかもしれませんね。